今の自分は、なぜこんな自分なのか
ある時、ハッと気づいたことがありました。
それは、
「今やっていること。この積み重ねの先に未来の自分がいる」
ということでした。
・・・・・あたりまえだ。
でも、急に気づいてびっくりしました。
違う視点から見ると、今の自分は、今までしてきたことの延長線上でしかない、ということでした。
気づいたのは、半年ほど前でした。
ちょうどその時に、社会福祉士の受験勉強をしていたのですが、
仕事をしながら勉強をするのはなかなか至難の技でした。
社会福祉士というのは国家資格で、だいたい受験者の25%くらいの人が合格する試験です。
僕は、大学で実習に挫折したため、この資格の受験資格が取れなかったため、26年度に通信学校に通いながら、受験資格を取得して、合格を目指していました。
そこで、25年度の試験問題を本番と同じように時間を計って解いてみました。
結果。
150点満点中、56点。
合格ラインが毎年だいたい85点くらい。
残り、2ヶ月で、プラス30点を取れる自分にならなくてはいけない、ということが発覚した瞬間でした。
知り合いは、8年間落ち続けていたりして、社会福祉士合格の厳しさを実感しました。
そこで、2ヶ月後に85点を取れる自分になるための計画を立てました。
まず、2ヶ月しかなく、仕事しながらなので勉強時間をほとんどとれない、ということで、短時間で効率よく点数をあげる手段を探すために、勉強方法を一から考え直しました。
いろいろと調べた結果、教科書や参考書を熟読するよりも、とにかく過去問のみやる、という手法が良い、ということを、2年前に合格した知人に聞き、その方法を採用しました。しかも、
「3年分を3周すれば、まず受かるよ」
と言われました。
非常に具体的で明確な勉強法がわかったので、それをおこなうことにしました。
僕が持っていた参考書は4年分の過去問が掲載されてました。
合格した知人の頭脳明晰っぷりからして、僕の場合は、4年分必要だと感じ、
4年分 × 3周
という勉強法にしました。
150問 × 4年 × 3周 = 1800問 !
カレンダーを取り出し、勉強できる日数を数えると、50日ほど。
すると、1日、36問という目標が見えました。
1日36問を解き続けた先に、2ヶ月後の自分は85点を取れているだろう、ということで、取りかかりました。
その勉強だけでは、社会福祉士を合格できる自分に変わるかわからなかったので、他にもアドバイスされたように、移動中の車内で、講義録を流し聴きする、ということも始めました。
36問やるには、4時間近くかかるので、睡眠時間も削りながらでした。
ですが、
・ やること、目標が、明確だった。
・ 今やることを積み重ねることで、2ヶ月後になにが変わるか、実験気分になった。
ということで、勉強がちょっとおもしろくなりました。
1日、15問の日も、0問、という日も出てきて、土日で、100問やらないと、追いつけない、という状況も生まれ、
「無理か〜」
となった時もありましたが、前日に150問を解き、なんとか、目標の1800問をやりきりました。
その結果。。。。。
94点でした。
合格したのも嬉しかったですが、
なにより、楽しく勉強できたことと、本当に30点以上取れる自分に変化していたことに驚きました。
日々していたことの結果が今の自分。
今していることの積み重ねの延長線上に、未来の自分がいる。
かなり、シビアな事実ですが、、、しょうがない。
それがリアルです。
それと今回気づけたのが、
「楽しくないと、全くできない」
ということです。
それと、
「つまらない勉強すら、楽しいものに変換できてしまう」
ということです。
これは良かった。
社会福祉士の資格よりも、この気付きの方が10倍くらいの収穫でした。
それと、やり遂げられた自分を誇らしくも感じました。
目標もってやってみて、実現する。不登校だった僕には、ここにきて、人生初の体験です。
職場の上司に聞くと、同じく2ヶ月の勉強で、120点くらい取ったそうで、、、、、、自分がやり遂げたことって、客観的にはそれほどのことではないかもしれないけど、僕としてはすごくうれしかった。
長くなりました。
今の自分が、なぜこんな自分なのか。
過去してきたことが今の自分です。
「今のすべては、過去のすべて」
という歌詞がまさにそう。
そして、
未来の自分は、これからの全てです。
未来なんて、これから描ける。
ここで、思うのは、
「塗り替えないでほしい」
過去を塗りつぶして、未来を描くのではなく、
過去を大事に残しつつ、横に、未来を描いていく。
これですね。
いい未来になった時に、
その過去こそ、自分の強みだった、と気づけると思います。
僕がそうでした。
そんな時がきっとくるはずです。
実家の猫の「あくび」です。
椎名林檎のようなセクシーボクロ。
中2で飼ったので、僕の不登校時代を知っています。
実際、この子に救われてたな〜