もうひとつ、コンプレックスを思い出しました。
僕は小さい頃から運動が好きでした。
下の娘(4歳)の作、「ケーキ」
運動神経って、球技得意タイプと、器械体操得意タイプの2つと、
長距離走得意タイプと短距離走得意タイプってあると思っていて、
僕は球技は得意で好きでしたが、器械体操はからきしダメで、逆上がり、逆立ちなど、全然できませんでした。
それと、短距離走は比較的早い方でしたが、持久力が低いために、長距離走はすごく苦手でした。
その中で、器械体操に関しては、それが苦手な自分も引き受けることができていました。
ですが、長距離走がダメな自分は引き受けられなかった。
毎年学年で長距離走大会があって、順位が出ました。
僕は、小学3年生の時にたしか、11位だった。
それから、一桁台を目標にと思っていましたが、
年々順位が落ちていきました。そして、それを全く受け入れられていませんでした。(太ってしまったことが原因なのは否めない(笑))
怪我や、体調のせいにしようとしたり、なんとか風邪をひいて出なくて良い状況が作れないか、とかいろいろと考えました。
やはり、「順位が出る」というのがポイントだった気がします。
順位により自分のランクが決まる、というような感じで、人の目を気にして生きていた國井少年にとっては、長距離走の順位も、ものすごく重要事項でした。
この順位を上げるために、モチベーションを上げるように切り替えられる子どももいますが、僕は、人の評価にさらされることになるものからは、極力逃げていたので、長距離走も、むしろでない方がいい、とおもってました。
僕のような感性を持っている、人の目を気にしやすい、感じやすくへこたれやすい、そんな特徴を持った子は一定数いて、誤解を恐れずに書くと、そういう子は、不登校やひきこもりしやすい、と感じています。
「なにくそ!」という感覚で頑張る、ということがあまりありません。
それを聞くと、「なにくそ!」と頑張れるようになればいいのだ、と考えて、厳しく育てようとする親が出てきそうですが、逆効果だと思います。
このタイプの子はますます、萎縮するようになってしまうと思います。
僕がそうなように。
なんにしろ、僕のコンプレックスをもうひとつ書きました。
この「繊細ゆえに、行けなくなるパターン」って結構いる。
彼らがその繊細さを社会で活用できるといいのですが。。。
でかい。