生きづらさをやさしさに変える くにい かつひろ

繊細すぎて苦しかったその生きづらさこそが、人を癒す力になったと感じてます。 くにいかつひろ

不登校のデメリット4点

僕はこのブログで不登校の良さを中心に書いてきましたが、やっぱり不登校してマイナスだったことも現にあって、それを見ないようにしていたらやっぱりよくないなと思いました。

そのデメリットもひっくるめて不登校です。

 ということで、不登校のデメリットですが、

① 対人関係スキルが身につきにくい。

 これは身にしみてます。基本的には人の目を気にして生きてきたので、相手の気持ちはなんとなくわかるのですが、自分の気持ちを伝えたり、自分ががまんしすぎないようにするということが苦手でした。
 また、自分の話ばかりしてしまったり、よく見られたいからか、自慢話が多くなってしまったりと、人と関わることで少しずつ身につけていけるはずのスキルが身についていなかったように感じます。

②普通の就職が遠のく

 これは誰もが想像することでしょうが、まああからさまに事実です。一般的なレールから外れた生き方ということは、そういう普通の王道ルートには乗れなくなります。
 その王道ルートが幸せなのか、大変なのか、経験したことがない僕にはわかりませんが、王道ルートの人たちを僕は馬鹿にするような意見を持っていたことがあります。
 ですが、実際は、王道ルートをこなせる彼らに対するコンプレックスが全開だったということが、今にしてみるとよくわかります。
 彼らのようにできなかった自分がひどく劣等生だよな、と感じていました。

③ 現実と向き合うのに時間がかかる

 これは不登校だけではないかもしれませんが、不登校だととくにそうだと感じます。うまくできない自分と直面しないために、自分を大きくとらえてみたり、人のせいにしてみたりと、自分を守るためにやるのですが、その経過をきちんと味合わないと、いつまでも現実を直視できなくなったりします。
 また、現実を直視する上で、誰かと会話をするのは一助になりますが、不登校だとそういう機会にも恵まれないです。

④ 自己価値観が下がる

 これが最大のポイントです。自分のダメさを自分に知らしめる体験が不登校です。だから、不登校中の自分との内的な会話はなんとも苦しいもので、常に、「お前はダメだ」「今日もなにもできないんだな」「そんなことじゃまともな大人になんかなれないぞ」と自ら、自分に投げかけます。それは大変疲弊する状況です。なんといっても逃げ場がない。常にマイナスな言葉を自分に投げ続けます。それは悲惨です。
 これに輪をかけて親が責めたり、世間の目が冷たいと、ますます追い込まれていきます。
 そうやってこじれた状況が生まれていくと、徐々に徐々に自分の自己価値観が下がっていってしまいます。
  それが長い期間続くと、精神的な疾患の危険性もあるくらいに、自己価値観が下がります。
 これだ不登校最大のデメリットだと思います。

 
 以上です。

 これらデメリットも現実問題としてある、ということから目を背けないようにすることが大事だと思います。

 それを踏まえて、じゃあ、今できることはなにか、と考えていくことだと思います。

 盲目的に、「不登校してもなんでもない」と言ってしまうのは、やっぱり違います。

 このように不登校のデメリットは現にあります。上記以外の細かいことでも、
 ・京都へ修学旅行にほとんどの人が行っているのに、その話題に入れない。
 とか、そういうこともあります。それらを含めても僕は、「不登校してよかった」と思えています。

 僕もなれたんだから、みんななれるはずです。

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