生きづらさをやさしさに変える くにい かつひろ

繊細すぎて苦しかったその生きづらさこそが、人を癒す力になったと感じてます。 くにいかつひろ

信頼と信用の違い

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今日は、喜茂別神社という所で、動画配信コンテンツの『B-tv』の撮影をしました。

ぼくが最近考えていること、それの本気をフルで出させてもらって、さらに過去の恥ずかしい恋愛話をなぜだか披露し、今の妻が大好きだと叫んでみたり、若干カオスでした。

これがオンラインで無制限に配信されるということがどういう結果を生むかが、かなり、、、、かなり、、、、謎。

でも、自分を出してしまう、というのは、それだけで心地いいものですね。

先日は、『生きづラジオ』というものにも出させていただき、こちらも本当に楽しかった。

みんな、なにか今の世の中に「風穴」を開けようとしている感じがする。

楽しくなってきている気がする。


この前の日曜日に娘たちと近くの図書館に行き、本を借りてきました。

夜寝るときに、娘に必ず本を読み聞かせていて、その本をなにか大人も楽しめるものを、ということで、子どもも読みやすい伝記がいいのでは、と嫁と話していて、それが実現しました。

今回借りたのには、10人が出ていて、初日は、ヘレンケラー、ファーブル、ライト兄弟を読みました。

その中でも、ライト兄弟がめちゃくちゃ面白かった。

兄が11歳、弟が7歳の頃、ソリが欲しくて母親にねだった所、「自分たちで作ってみなさい」と言われ、設計図の書き方を母親が教えてくれたとのこと。

それを見て、大工道具を使って二人だけで作り上げたソリが、彼らのものづくりの原点のようでした。

その後、自転車屋になった兄弟が当事話題になっていた、飛行機作りにのめり込んでいきました。

その当時の飛行機作りは、大学の研究者が取り組んだり、スポンサーがかなりお金をつぎ込んだりしても、一向に成功していなかった分野らしく、ただのそのへんの自転車屋が成功するとは、周りの人たちは夢にも思っていなかった、とのことです。

この話ですごいな、とぼくが思った所。

それは、お母さんです。

近所でも評判の機械に強いお母さんだったようですが、それだけでなく、息子たちの好奇心を掻き立てるような、絶妙な「振り」。

設計図を書くことの意味を伝えた、とのことで、子ども達には、「これを書けば、僕たちにも作れる!」という効力感を与えたのだと思います。

この瞬間に、ライト兄弟の中のスイッチがオンになったのだと思います。

彼らのワクワクが着火し、その後死ぬまで作り続ける人生になる。

お母さんにはそんな意図はなかったと思うけど、多分自分で作るという面白さをお母さんは知っていて、それを子どもにも体験させてあげたかったのだと思う。

それで人生が決まってしまうのだからおもしろい。

ヘレンケラーに言葉を教えたサリバン先生もそうですが、偉人のそばには、すごい大人がいた、という法則がありそうです。

サリバン先生も、目が見えない、耳が聞こえない、言葉を話せないという三重苦の女の子のヘレンケラーを初めて見た時に、

「なんてかしこそうで、芯の強そうな子なのだろう。この子ならなんでもできる気がする!」

という第一印象を持ったそうです。

サリバン先生の、このあり得ない感性。

大抵の人が三重苦の子どもを目の前にしたら、
「なんてかわいそうな。。。。」

という印象しか抱かないだろうに、

その子の存在と可能性の無限さを、サリバン先生は感じたようです。

この感性が普通の人と決定的に違う。

子どもへの「信頼」がある。

信頼ほど子どもを勇気づけるものってないと思う。



子どものことを信頼する。

今日のB-tvで、パーソナリティーをしてくれた千葉さんは、「信用」と「信頼」の違いについて発言していて、

信用は、クレジット。条件付きで、担保があるからお金を貸してくれる。条件がなくては信用してもらえない。

信頼は、無条件。裏切られるというリスクすら、取るということ。

というようなことをおっしゃってました。


まさに。


条件付きの信じるが「信用」だとすると、

ぼくは「期待」とも言い換えられると思ってます。

「あなたのこと信じてるわ」

と言って、浮気をしないことを信じる、と言っていても、それは結果を期待しているということで、信頼にはなっていない。

相手が浮気するかしないかを操作することは、こちらにはできないわけで、それは相手が選択すること。

・・・・・とまあ、信頼と信用の違いの話は面白かったな。

ヘレンケラーから、また今日のB-tvまで戻ってきましたが、なんか娘の読み聞かせと、今自分がやろうとしているライフワークとが、完全にリンクしたりしていて、今、とんだわっしょい状態です。



〜〜子どもを信頼する大人を大量生産する〜〜


今、浮かんできました。

この仕組み作りをしたい。


今、日本中で「風穴」を開ける活動ができてきています。

子どもにコーチングを教える「子どもコーチクラブ」
ホームレス体験や劇をやる「生笑一座」(いきわらいちざ)
なんか、ぼく注目してます。

このように、日本全国で同時多発的に空気を変え始めることができれば、なにか起きそう。

子どもを信頼する大人を大量生産するために、、、、


まずぼくが、娘たちのことを信頼することだと、ブーメランのようにパンチがとんできました。



・・・・・おそまつ。