生きづらさをやさしさに変える くにい かつひろ

繊細すぎて苦しかったその生きづらさこそが、人を癒す力になったと感じてます。 くにいかつひろ

不登校という爆発力の事例 シールズ奥田愛基さん

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我が家にはテレビがないため、今の話題に疎いところがあります。

若者の学生運動のシールズも、友達がフェイスブックで取り上げている内容の断片しか知らなくて全然わからなかったのですが、そのシールズの中心メンバーの奥田愛基(あき)さん。

僕が大尊敬している、奥田知志(ともし)さんの息子さんなんですね。


僕、愛基さんだと知らずに、5月のブログに愛基さんのこと書いてました。


ここに、その愛基さんが不登校していた時のこと、書いてます。

そうだったか。

ネットで、いろいろと奥田愛基さんのこと見てみましたが、なるほど、すごい。

明治学院大の4年生。

彼を賛美する声も、罵倒する声も、かなりの圧力で書かれている。

その数も半端じゃない。

みんな、彼の何に、触発されているのだろう。

ものすごい共感をしたり、
ものすごい反発をしたり。

とにかく、なにやら、すごいエネルギーの中心に愛基さんがいるようですね。

お父さんの知志さんについても、ブログにかいてました。


すごい牧師さんです。

ぼくなんか、大尊敬してます。

その父について語った愛基さんの言葉がすごい好きです。


「よく想像してみてくださいよ。家の中にマザーテレサが居たらウザくないですか?」


・・・・最高。

たしかに家族には、濃すぎる。


こちらを見ると、おもしろいです。

とにかく、注目の23歳。


そして、

中学不登校  ⇨  田舎の高校  ⇨  おそらくキリスト教指定校推薦で明治学院大学に入学。


これって、、、ぼくと、全く一緒の流れです。

キリスト教指定校推薦というのは、試験無しで、面接のみで入れるという、裏口入学のような入学方法で、ぼくは、高校時代の成績が良かったので、運良くその枠に潜り込めました。

不登校して、勉強をやってない人にとって、まともに受験して大学目指すのは、至難の技で、ぼくが大学に入るにはあの手法しかなかったなと思っていて、おそらく、愛基さんも同じような状況だったのでは、と推察します。

愛基さんのことをかなりバッシングしている記事やコメントも見かけましたが、それだけ気持ちを逆なでできるだけのことをしている証明であり、それは・・・・凄いことだとおもう。

そして、若者たちが、こぞって付いていっている姿や、なにやら大人たちも巻き込まれてなのか、利用しようとしてなのか、著名人たちも、乗っかっていったりしていて、それまた凄い。

殺害予告とかもされてるようですし。

今や、「奥田」とグーグル検索窓に入れると、
奥田愛基
と3番目に表示されます。


不登校を経過すると、骨太になる人って、、、、いますね。

上記に引用した、ダイアモンドの記事。

その題名が、

「学校教育に洗脳されなかった」

です。

ぼくは、不登校について発言していく時に、
今の学校教育批判をあまりしないようにしようと、注意しているので、あまり書きたくないのですが、
この
「学校教育に洗脳」
って、若干あると思ってます。

「洗脳」って、おだやかじゃないですが、

「学校教育に適応してると、『染まる』」

というのはあると思っていて、

「自ら考え、答えのない問いに立ち向かい、打開する。」
こういう力は、今の公立の学校で普通の学生してたら、育ちにくいと思います。

それよりも、

「我慢して、嫌なこともやる。」

とか

「言われたことを、忠実にやる」

とか、そんな能力が身につきやすい。

小学校1年生から、その訓練のような側面を感じる。

要するに、

サラリーマン。
公務員。

これらの職業を目標にしているように感じる。
安定的な働き口と、はた目に見える形。

それに向けて、我慢の練習、指示に従う練習。

子どもたちの自己受容感とか、効力感とかは、あんまり考慮に入っていないように感じる。

子どもへの信頼があまり感じられない。

それこそ、起業家とか芸術家とか、公立の学校の先生たちは全然想定してない。

だから、愛基さんのような人が生まれるには、不登校のような環境って染まらないでいられるから、もってこいかもしれない。

そうなると、不登校って、ますます国にとって迷惑な存在だな。。。。


不登校への風当たりが強くなりそうですが、
まだぼくのブログでは、全く影響力ないので、今なら書いておいても良いでしょう。

でも、愛基さんには、いつか会いたい。

ぼくが目指している、

「自己受容が深まって幸せな子どもを大量に作り出す」
「子どもを信頼する大人を大量に生産する。」

この目標に対して、なにか力になってくれるのではないか。

僕から、愛基さんへ伝えたいことは、
ガンジーの言葉です。
インドの奴隷制度のカースト制度を変えなくてはいけないと、18歳のガンジーは、将軍に直談判に行きます。
「この国は間違ってる、だから、変えます」
ガンジーは言ったそうです。
それに対して、将軍は、
「どうやってやるんだ」と問うたところ、


「あなたの力を借りて」


ガンジーは言ったそうです。

この言葉を知った時、僕はひっくり返りました。



愛基さん。

阿部首相に、

「この国を変える。あなたの力を借りて」


と言ってみ・・・・・・・ても無駄か?(笑)




最後に、愛基さん曰く、うざいマザーテレサ的親父の奥田知志さんの今の言葉がやっぱり好きだな、ということで、引用させてください。

こんなふうに、真摯に生きてくぞ。