生きづらさをやさしさに変える くにい かつひろ

繊細すぎて苦しかったその生きづらさこそが、人を癒す力になったと感じてます。 くにいかつひろ

過去ブログ3 死因 ~自分の感受性くらい~

死因 〜自分の感受性くらい〜

若者の死因の第1位ってご存知ですか?

このブログの紹介文にも書きましたが、



「自殺」なんです。



これを知った時に、衝撃をうけたと同時に
「やっぱり」という思いも出てきました。

肌感覚としてわかる。
不登校していた時のあの感覚。

自殺を身近に感じていました。



この数字は3ヶ月前に知りました。

日本人15歳〜39歳までの死因の1位が自殺です。

この数字は2年ほど前に話題になったようで、ニュースでも取り上げられたようで、記憶にある方もいるかと思います。

話題になった当時のネット上の書き込みを見ると、

「日本は医療が発達してるから、他に死因がないからでしょ」

「日本の事故の少なさがわかる。安全な国という証拠」

などの意見が散見できました。

なるほど。
とも思いましたが、
他の外国との比較を見ると、この意見は覆ります。

アメリカ、フランス、ドイツ、カナダ、イギリス、イタリアはどの国もこの若者世代の死因の1位は「事故」。

そして、自殺での死亡率を見ると、フランス10%、ドイツ8%、アメリカ11%など、どの国も10%前後ですが、日本は20%です。(ちなみに韓国も異様に高く23%)

これはなぜか。

ちょっと僕のリサーチ能力では、今のところ明確な答えをみつけることができていません。
抗精神薬による影響を訴えているものはいくつか見つけ、それもあると思います。

でも僕が注目しているのは、
「社会的所属の喪失」
です。


不登校、ひきこもり、ニート、リストラ、など、社会的所属を喪失することへの恐怖。
日本の社会では、社会的所属を失うことと、自己価値観を失うことがセットになりやすい。

就職難で100社受けて、落ちて、自殺。
そんな自殺が増えているようです。

「社会的所属の喪失」本当に恐ろしい。

僕は、これを英語にして、
「The Loss Of Social Belonging」の頭文字をとって、
「LOSBe」
「ロスビー」
という言葉を提唱したい。

ニートとか、最近はSNEPという言葉もありますが、
社会問題ではあるけど、本人の生き方、みたいな捉え方になっていて、なんとも手を出しにくく感じてしまいます。

なにより、若者批判にすぐ繋がる。

確かに批判されるような生き方もあるかもしれないけど、大部分の人は、社会的所属を得られないことで、「自己否定」してます。

そして、行き過ぎると、「自殺」。

「ロスビー」はみんなの裏にある自己否定感覚や、所属を失うことへの恐怖、これをみんなに忘れないでもらいたいという思いを込めて、名前をつけました。



自殺1位。
これはやっぱりおかしい。

2年前に話題になった時に、
「日本最悪。政治家なんとかしろ」
「企業がブラックすぎる」
「教育が終わってる」
「親がダメ」


などいろんな意見が出てました。

どれも「他者」か「社会」のせいです。

でも僕は、自殺を増やしているのは、
「僕」だと思ってます。

この日本を覆っている「空気」が自殺の原因。

なんとなくの絶望感。
仕事をしても苦しくて、自己価値観が脅かされるとしか思えない。
精神的に病んでいくようにしか感じられない。

僕は、この空気を作っているのは、まさに「自分」だと思ってます。

僕もその空気に汚染されて自殺を考えた時もあったけど、それと同時に、そんな空気も作り出している。
そう思います。

だから変えたい。

空気を変えたい。

変えるのは誰か。

僕だよな、と思います。

誰のせいにしても、なんも変わらないです。

僕がやりたい。

自殺を1位の座から引きずりおろす。

そのために、これからの人生を使います。

仕事も週4日にしたので、具体的には水曜あたりを使おうかと(笑)



みなさん、この自殺問題について、お気付きのこと、なんでもいいです。
僕にいろいろ教えてください。

頑張ります。